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発電と送電 / 原子力用B4C制御材 PDFアイコンさらに詳しい解説記事を読む
(PDFセラミックス誌2007年8月号掲載記事)
原子炉の燃料の燃え方をコントロールする材料
B4C(炭化ホウ素/ボロンカーバイド)は比較的軽く(2.5g/cm3)、非常に固い(HV=4.2×104MPa)セラミックである。天然資源として産出されるホウ素(天然B)には、中性子を吸収する10B を約20%含有する(残りの約80%は11B)。B4Cはホウ素含有量が高いことから、中性子吸収能が高いという特徴を有し、様々な原子炉に於いて核分裂反応制御材料や中性子遮蔽材料として使用されている。天然B組成のB4C粉末が商用発電用原子炉の6割近くを占める沸騰水型原子炉(BWR)の制御材料として使用されている。また、10B濃度を調整したB4C焼結体が核燃料サイクルの確立をめざして開発されている高速増殖炉(FBR)の制御材料として使用されている。B4Cは、このほかに試験研究用原子炉でも制御材料や遮蔽材料(含、複合材)として実用化されている。


製品の使用用途 沸騰水型原子炉,高速増殖炉等の原子炉の制御
見学可能な博物館など 東京電力福島第二原子力発電所「エネルギー館」 福島県富岡町
http://www.tepco.co.jp
日本原子力研究開発機構「大洗わくわく科学館」 茨城県大洗町
http://www.jaea.go.jp
Key-word 炭化ホウ素,ボロンカーバイド,中性子吸収材,
中性子制御材料,中性子遮蔽材料
市場に出回った年代 1970年〜現在
*現在とは記事作成時(2007年8月時点での情報です)
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